薬学図書館員基礎知識

薬学図書館業界用語

薬学図書館業界用語

利用者からの「この本ありますか?」

青本

薬学ゼミナール発行の「薬剤師国家試験対策参考書(全9巻)」です。

赤本(アカホン)

保険薬事典plus: 薬効別薬価基準  薬業研究会編  じほう発行
薬価基準収載医薬品を薬効ごと一般名順に掲載した医療用医薬品リストです。

コアカリ

薬学ゼミナールの「コアカリ重点ポイント集(全3巻)」か「コアカリ・マスター(全3巻)」であることが多いです。後者はコアマスと呼ばれる場合もあります。

薬学共用試験について(図書館業界の用語ではありませんが)

薬学共用試験センターが実施する、薬学共用試験は、「知識および問題解決能力を評価する客観試験(CBT)」と「技能・態度を評価する客観的臨床能力試験(OSCE)」があります。
薬学生は実務実習に参加する前に、両試験を受けて一定の基準を上回ることで実習に参加できます。

CBT:Computer-Based Testing(シービーティー)

コンピューターを用いた多肢選択試験(Multiple Choice Question : MCQ)で、薬学生の知識を判断します。

OSCE:Objective Structured clinical examination(オスキー)

薬学生の技能や態度を主に評価する試験です。患者・来局者応対、薬剤の調製、調剤鑑査、無菌操作の実践、情報の提供などを実技判定されます。

SP:Simulated Patient(模擬患者)

模擬患者は、実際の患者と同じような症状や会話を演じられるように育成され、学生のコミュニケーション能力トレーニングに参画します。
薬学領域では、服薬説明の患者役としてOSCEにも取り入れられ、薬剤師を演じる学生と会話します。