化学物質の探し方

データベースを使う

化学物質をより詳しく調べたいとき

抄録・索引誌(原著論文や特許などの一次文献の抄録と、その索引からなる刊行物)を用いて、さらに詳しく化学物質情報を得ることができます。
現在は、オンラインで利用できるデータベースとしてサービスされています。

有料のデータベース, 抄録・索引誌

  • Chemical Abstracts(CA):ケミカル・アブストラクト
    アメリカ化学会に所属するCAS(Chemical Abstracts Service)から発行される国際的な報知的抄録誌。1907年創刊。
    CAは、抄録、索引及びその検索資料類の三部からできています。抄録は一次資料を要約した本文、索引は抄録を検索するためのもので、検索資料類は索引の見出し語を選ぶ基準と、それに必要な資料を示したものです。
    1996年以降はCD-ROM版も発刊され、現在は下記のSciFinder?などオンラインで利用できます。
  • SciFinder:サイファインダー
    「Chemical Abstracts(CA)」に収録されてきた化学文献情報を中心に、関連分野や特許情報、化学物質情報を研究者自身が検索できるデータベース。 MEDLINEのデータも収録。
    化学構造を作図して化学物質を検索することもできます。
  • 日本化学総覧・科学技術文献速報
    日本化学研究会(真島利行主幹)によって1927年に創刊され、1877年(明治10年)に溯って抄録されているので、日本の古い文献はほとんど全て採録されています。1963年、37巻を発行後、日本科学技術情報センター[JICST、現(独)科学技術振興機構(JST)]に移管され、科学技術文献速報国内化学編として継承。1963年以前の日本の科学文献調査に欠かせないものです。

無料のデータベース

Web上で無料公開されているデータベースの一部を紹介

  • 日化辞Web(日本化学物質辞書Web)
    (独)科学技術振興機構(JST)が作成する有機化合物辞書データベースで、収録件数は約260万件(2008.07現在)。
    化学物質名、分子式、構造などから検索が可能で、検索結果として物質の日本語名、英語名、法規番号、CAS登録番号、構造情報などが表示されます。
  • Common Chemistry
    日常で広く使われている約7800の化学物質について、名称やCAS登録番号、分子式、構造式、配列が収録されている、CAS提供のデータベース。
    物質名からの検索において、部分名称を使った検索ができます。例えば 1,4,10,13-Tetraoxa-7,16-diazacyclooctadecaneの "diaza" といった化学物質の名称の一部のみを指定した検索が可能です。
  • PubChem
    NIH(米国国立衛生研究所)作成。BioAssay, Compound, Substanceの3つのデータベースからなり、化合物、物性データ、構造式など検索できる。検索結果から雑誌論文などへのリンクがはられています。